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境港市地域おこし協力隊

Author:境港市地域おこし協力隊
 
鳥取県境港市で「地域おこし協力隊」として活動しています。

伝統の特産物 “伯州綿 (はくしゅうめん)” の栽培や商品づくり、販路拡大に取り組み中。

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古綿の旅 時代を超えて ~ものの見方で世界は変わるvol.1~

14日の幼稚園での綿くりイベントの後、お花ブーケ(※1)片手に急ぎ足で電車に乗り込み
古綿0

向かった先は・・・
古綿1
安来市にある一風亭さんで行われている「古綿工房」さんの展示会へ。

「古綿工房」長崎県の五島列島にて2009年に産声をあげた工房です。

軽い羽毛布団の需要が増えて綿布団を使用する人の数も減り、
焼却場にたくさんの綿布団が捨てられているってご存知でしょうか。

工房のみなさんは捨てられていく綿布団を再利用し、
手仕事の復活と再生・身の丈にあった暮らしを目指した取り組みを
次の社会に向けたささやかなメッセージとして活動されておられます。
古綿2
古綿3

ふとんの中綿として使われていた綿を打ち直して糸をつむぎ、
古綿6

季節の草花を染料として染め、織りや編み作られた作品の数々。
やさしさと温かみが伝わってきます。
古綿7
古綿5

その中でとても興味深い作品や糸に出会いました。
「広島の綿」です。
古綿12

広島在住の方から送られた綿布団で作られたものなのですが、
その布団というのが戦時中の昭和17-18年頃、
物資不足で布団が手に入らなくなるだろうと考えた祖母が二人の孫の嫁入り用に作られたものだそうです。
そして、その布団は原爆も落ちたというのにきちんと田舎に疎開させて大切にしていたようで、
きれいなままで残されており大切なお客さんにしか出さなかったというもの。

工房の皆さんはこれまでもたくさんの古綿を見て触ってきた中でも、とても上質の綿だと。
そして、それ以上に紡いでみると独特の味わいになるのを感じたそうです。

広島から長崎へ・・・・長い年月を経て届いた綿の布団。
同じ被爆地を結びつけた綿布団が糸として紡がれ、今に至る。
古綿10
わたしもそのひとつをいただきました。自宅の目につく場所へ。
時折、この糸を手に取りいろんな思いを馳せるのだろうと思います。

この展示会に来れたこと、そして工房のみなさんとの出会いに感謝。

古綿8
工房を立ち上げた歌島さんと、安来で出雲織を学んでいる大苗さん。
歌島さんは五島で自給自足の暮らしを実践しながら同志社大学大学院の嘱託講師として
総合政策科学研究課(ソーシャルイノベーションコース)で教鞭を執られております。
大苗さんは同志社大学大学院に在籍しながら、2年間安来に住み、出雲織を勉強されており
先生と教え子ということで今回の企画が安来で実現したのだとか。
ふたりの自然循環型の暮らしについて、織についてのお話はおもしろくて時間が足りないほど!
「はくしゅうめん学」(これについてはまた別の機会に)でもお招きしたいくらいです。

ちなみに古綿の利用方法は他にも綿100%であれば
・綿打後の薄い綿を水田に種もみをのせて稲作に利用
・果樹園などでは果樹の下に古ふとん敷いて雑草の防止、
・古綿からバイオエタノールを作ることが出来る・・・などなどいろいろと活用法があるようです。
(丹羽師匠より教えていただきました)

そして、五島といえば・・・塩!(シマダといえば・・・塩!)
塩
青い海の恵み「藻塩」を持ち帰らせていただきました。
各地の塩が並ぶとテンションが上がります。使うのが楽しみです。


(※1)すてきな生花のブーケは「あがりみち蚤の市」で。
上道町にあるカフェ・マルマスさんと向かいの子己庵(ここあん)さん前で
ときどき開催されております。
手作りのクリスマスオーナメント、3つで40円!掘り出し物に出会えますよ~
古綿11

子己庵
http://cocoraku.exblog.jp/
Cafeマルマス
https://www.facebook.com/Cafe%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%82%B9-443708158984957/

しまだ

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