こんにちは!
仲里です。
だんだんと暖かくなってきましたね。
現在、伯州綿の畑は「畑じまい」の「枝抜き」作業の真っ最中です。(^_^;)


日中はポカポカ陽気ですが、
朝晩の冷え込みはキツくて、なかなか布団から抜け出せない状況が続いています。"(-""-)"
さっ、ここからタイトル通り布団の話題です。
皆さんはどんな布団で寝ていますか?
一般的に睡眠について言われることは、
一日の睡眠を8時間をとしたら、人生の三分の一を眠りに費やしていることになります。
そう考えると、寝具はとても重要なものですね。当然良い睡眠ができるものが一番かと思います。
ちなみに、私は羽毛布団を使っています。(^_^;)
綿に関わっている者なりに、「綿の布団」っていう選択肢はどうなのかなぁっと思いまして、このたび「伯州綿」で布団を作ってみようと思い立ちました!
それではタイトルコール!
「伯州綿の布団で寝てみたい!」~綿打ちの巻~
では、行ってみましょう。(^O^)/
ということで、
まずは、伯州綿の布団を作る現場に行ってきました!

順番に紹介したいと思いますので、数回に分けてブログを更新いたします。
「綿打ち」→「布団の仕立て」→「伯州綿布団の感想」みたいな感じで進めていきたいと思います。
先ずは、「綿打ち」についてを簡単に説明いたします。
綿を収穫した後は、「綿繰り(わたくり)」という作業を行います。
「綿くり」とは、収穫後の綿の実を、「綿」と「種」に分ける作業です。
この時の綿を「繰綿(くりわた)」という表現もします。

綿繰り機は、手動だったり動力だったりと使い分けます。
はい! これで「綿」と「種」に分けることができました。

次に、「綿打ち」という工程に進みます。
この「綿打ち」が、今回のブログの主題です!(・∀・)
「綿打ち」とは、
ワタの繊維をほぐし、均等に広げていく作業です。
「繰綿」の状態ではワタの繊維が均等ではありません。
写真で比較してみましょう。
こちらは「繰綿(くりわた)」の状態。

こちらは「綿打ち(わたうち)」された状態。

見た目にも、均等、不均等が一目瞭然ですね。(^.^)
さらに「綿打ち」では、収穫時に混ざってしまう枯葉や、ゴミなども取り除くことが出来ます。
「綿打ち」することにより、その後の加工が行い易くなります。
糸にしたり、布団や衣服の中綿にしたり。
私達が日常的に使っている綿製品の多くは、加工される始めの工程として「綿打ち」が行われています。

「綿打ち」の方法は、弓で綿を弾く方法や、機械で行う方法など、いくつか存在します。
このたびは、機械で行う方法を紹介していきます。
簡単にですが、「綿打ち」の説明は以上です!
それでは、機械で行う「綿打ち」の工程を見ていきましょう!( `ー´)ノ
実際、どのような機械で「綿打ち」されているのでしょうか?
ここは、境港市にある布団屋さん。
このたびは、こちらで「綿打ち」から「布団」の仕立てまでをお願いしました。
まずは、機械の全体を。
綿打の機械はこんなに大きいんです。
全体が写真に納まりませんね。"(-""-)”

ここが、最初の段階です。ベルトコンベアの台に「繰り綿」を乗せていきます。

トゲが付いた大きなローラーで、引っかけるようにして「繰り綿」が吸い込まれていきます。
この工程では、ワタをほぐしていく作業が行われています。
イメージとしましては、寝ぐせをクシで梳かしていくような感覚でしょうか。

この工程で、綿に付いているゴミや葉片は落とされていきます。
この扉を開けると・・・・

ほら、こんなに!

ほぐされた綿は次の工程へ。
つぎの工程で、さらに丁寧に綿をほぐしていき、薄く引き伸ばしていきます。
ベルトコンベアにのりながら、綿が薄いシートにされています。
この状態を「ラップ」と呼んだりします。

均等に打たれた綿は非常にフワフワな状態です。
「ラップ」に手を乗せても、「えっ?さわっているの?」って思うぐらいフワッフワです。

この「ラップ」がベルトに乗せられ、移動して行きます。
この台の上に、シート状の綿が運ばれきて、四つ折りに畳まれます。

さっ、シートが運ばれていきました。

綿のシートを4つ折りに畳んいく作業なんですが、
なんと、人力ではなく、この台がカラクリのように動き、畳んで行ってくれます! (・∀・)

パタン、パタン。
(カメラに収めるのが、難しい・・・)

はい!
パタン、パタン。

これで一枚のシートが完成です!

このように、次々と「ラップ」が運ばれてきます。
一枚の「ラップ」は凡そ300gに仕上げていきます。

まるで「雲」のようですね。

これで、中入れ綿として使用できる状態になりました。
中入れ綿としては、布団や座布団、“ちゃんちゃんこ”、“半纏”などに使用されます。
また、均等に繊維が整っているため、手つむぎ糸の原料などに使用されます。

ラッピングが施されて、出荷準備はOKです!(笑)

綿打された「綿」は触っているだけで、暖かいです。
「繰綿」の状態よりも体積が増え、多くの空気を含んでいるからかなぁ。と推測できますね。

ふわふわなので、何回も感触を確かめてしまいますね。(*^_^*)

「綿打」後の綿は色々な用途がありますが、
このたびは、このシート状の伯州綿は布団の中入れ綿になります!
次回はこの伯州綿を布団に仕上げていく工程をご紹介いたします。
是非、ご覧ください。 m(__)m
ではまた!
フェイスブックも更新していますので、お見逃しなく!
境港地域おこし協力隊・伯州綿フェイスブック←こちらから
仲里です。
だんだんと暖かくなってきましたね。
現在、伯州綿の畑は「畑じまい」の「枝抜き」作業の真っ最中です。(^_^;)


日中はポカポカ陽気ですが、
朝晩の冷え込みはキツくて、なかなか布団から抜け出せない状況が続いています。"(-""-)"
さっ、ここからタイトル通り布団の話題です。
皆さんはどんな布団で寝ていますか?
一般的に睡眠について言われることは、
一日の睡眠を8時間をとしたら、人生の三分の一を眠りに費やしていることになります。
そう考えると、寝具はとても重要なものですね。当然良い睡眠ができるものが一番かと思います。
ちなみに、私は羽毛布団を使っています。(^_^;)
綿に関わっている者なりに、「綿の布団」っていう選択肢はどうなのかなぁっと思いまして、このたび「伯州綿」で布団を作ってみようと思い立ちました!
それではタイトルコール!
「伯州綿の布団で寝てみたい!」~綿打ちの巻~
では、行ってみましょう。(^O^)/
ということで、
まずは、伯州綿の布団を作る現場に行ってきました!

順番に紹介したいと思いますので、数回に分けてブログを更新いたします。
「綿打ち」→「布団の仕立て」→「伯州綿布団の感想」みたいな感じで進めていきたいと思います。
先ずは、「綿打ち」についてを簡単に説明いたします。
綿を収穫した後は、「綿繰り(わたくり)」という作業を行います。
「綿くり」とは、収穫後の綿の実を、「綿」と「種」に分ける作業です。
この時の綿を「繰綿(くりわた)」という表現もします。

綿繰り機は、手動だったり動力だったりと使い分けます。
はい! これで「綿」と「種」に分けることができました。

次に、「綿打ち」という工程に進みます。
この「綿打ち」が、今回のブログの主題です!(・∀・)
「綿打ち」とは、
ワタの繊維をほぐし、均等に広げていく作業です。
「繰綿」の状態ではワタの繊維が均等ではありません。
写真で比較してみましょう。
こちらは「繰綿(くりわた)」の状態。

こちらは「綿打ち(わたうち)」された状態。

見た目にも、均等、不均等が一目瞭然ですね。(^.^)
さらに「綿打ち」では、収穫時に混ざってしまう枯葉や、ゴミなども取り除くことが出来ます。
「綿打ち」することにより、その後の加工が行い易くなります。
糸にしたり、布団や衣服の中綿にしたり。
私達が日常的に使っている綿製品の多くは、加工される始めの工程として「綿打ち」が行われています。

「綿打ち」の方法は、弓で綿を弾く方法や、機械で行う方法など、いくつか存在します。
このたびは、機械で行う方法を紹介していきます。
簡単にですが、「綿打ち」の説明は以上です!
それでは、機械で行う「綿打ち」の工程を見ていきましょう!( `ー´)ノ
実際、どのような機械で「綿打ち」されているのでしょうか?
ここは、境港市にある布団屋さん。
このたびは、こちらで「綿打ち」から「布団」の仕立てまでをお願いしました。
まずは、機械の全体を。
綿打の機械はこんなに大きいんです。
全体が写真に納まりませんね。"(-""-)”

ここが、最初の段階です。ベルトコンベアの台に「繰り綿」を乗せていきます。

トゲが付いた大きなローラーで、引っかけるようにして「繰り綿」が吸い込まれていきます。
この工程では、ワタをほぐしていく作業が行われています。
イメージとしましては、寝ぐせをクシで梳かしていくような感覚でしょうか。

この工程で、綿に付いているゴミや葉片は落とされていきます。
この扉を開けると・・・・

ほら、こんなに!

ほぐされた綿は次の工程へ。
つぎの工程で、さらに丁寧に綿をほぐしていき、薄く引き伸ばしていきます。
ベルトコンベアにのりながら、綿が薄いシートにされています。
この状態を「ラップ」と呼んだりします。

均等に打たれた綿は非常にフワフワな状態です。
「ラップ」に手を乗せても、「えっ?さわっているの?」って思うぐらいフワッフワです。

この「ラップ」がベルトに乗せられ、移動して行きます。
この台の上に、シート状の綿が運ばれきて、四つ折りに畳まれます。

さっ、シートが運ばれていきました。

綿のシートを4つ折りに畳んいく作業なんですが、
なんと、人力ではなく、この台がカラクリのように動き、畳んで行ってくれます! (・∀・)

パタン、パタン。
(カメラに収めるのが、難しい・・・)

はい!
パタン、パタン。

これで一枚のシートが完成です!

このように、次々と「ラップ」が運ばれてきます。
一枚の「ラップ」は凡そ300gに仕上げていきます。

まるで「雲」のようですね。

これで、中入れ綿として使用できる状態になりました。
中入れ綿としては、布団や座布団、“ちゃんちゃんこ”、“半纏”などに使用されます。
また、均等に繊維が整っているため、手つむぎ糸の原料などに使用されます。

ラッピングが施されて、出荷準備はOKです!(笑)

綿打された「綿」は触っているだけで、暖かいです。
「繰綿」の状態よりも体積が増え、多くの空気を含んでいるからかなぁ。と推測できますね。

ふわふわなので、何回も感触を確かめてしまいますね。(*^_^*)

「綿打」後の綿は色々な用途がありますが、
このたびは、このシート状の伯州綿は布団の中入れ綿になります!
次回はこの伯州綿を布団に仕上げていく工程をご紹介いたします。
是非、ご覧ください。 m(__)m
ではまた!
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